やっぱりステーキ 海外へ 来年前半、ネパールに法人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
義元大蔵氏

 県内発のステーキチェーン「やっぱりステーキ」が2023年に海外進出することが15日、分かった。「やっぱりステーキ」を運営するディーズプランニング(那覇市)の義元大蔵社長が個人出資し、ネパールのビジネスパートナーと共に現地法人を設立、23年前半に出店する。これを足掛かりにディーズプランニングとしての海外展開を進めていく。

 ネパールでは23年前半に、チキンステーキなど鶏肉や豚肉をメーンにした「やっぱりステーキ」の海外支店として出店する。義元社長によると、ネパールは経済発展がめざましく、富裕層が生まれてきていることから、「ハレの日」のステーキを食べる文化が生まれる可能性があるという。さらに、日本語を話せる人材も多く、日本企業での勤務を希望する人も多いため、人材確保もしやすいという。

 義元社長は「コロナ前から海外展開の話は進めていたが、コロナで止まっていた。ステーキをベースにしながら現地の食文化に合わせた新しい形を提案していく。台湾、東南アジア、北米にも進出していきたい」と話した。

 ディーズプランニングは15年に那覇市松山で「やっぱりステーキ」1号店を開店。17年に県外に出店し、その後、県内外で店舗を増やしている。

 (玉城江梨子)