母子家庭の公営住宅優先入居などを求め決議 那覇で沖縄県母子寡婦福祉大会


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「つなごう人の輪、守ろう地域叶輪」をテーマに開かれた題53回県母子寡婦福祉大会=県総合福祉センター

 「つなごう人の輪、守ろう地域の輪」をテーマに第53回県母子寡婦福祉大会(県母子寡婦福祉連合会主催)が13日、那覇市の県総合福祉センターで開かれ、母子家庭などの公営住宅への優先入居、保育所などの優先入所を要望する決議を全会一致で採択した。

 与那嶺清子同連合会長は「コロナ禍でひとり親世帯の経済基盤のぜい弱さも浮き彫りになった。安定した生活基盤を築くためにどのような支援が必要か、新しい取り組みが求められている」と述べた。

 友利公子子ども福祉部統括監は「ひとり親家庭の生活の安定と自立支援に取り組み、育った環境に左右されず全ての子どもが希望を持って成長できる社会を目指す」とあいさつした。

 大会では母子家庭奨励賞に18人が表彰され、各種奨学生の受給者も紹介された。