与論空港にオスプレイが相次いで着陸…米軍「予防着陸」共同演習参加の機体


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米軍の垂直離着陸輸送機V22オスプレイ(資料写真)

 鹿児島県の与論空港に米軍のオスプレイが相次いで着陸した件で、在沖米海兵隊は18日、当該機が普天間飛行場などを拠点とする第1海兵航空団の所属機で、与論空港に「予防着陸」したと明らかにした。

 予防着陸した理由は明らかにしていないが「最適な回収方法が決定されるまでの間、与論空港にとどまる」と説明し、与論空港への駐機が長引く可能性もある。

 鹿児島県港湾空港課によると、与論空港には18日午前もオスプレイ2機が一時着陸した。17日から合計5機が着陸したことになる。17日午後1時ごろに予防着陸した1機目は、現在も同空港にとどまっている。

 防衛省によると1機目以外は整備要員や機材などを運んできたという。

 第1海兵航空団は、予防着陸に伴い負傷者や被害は出ておらず「乗務員は訓練通りに行動し、最も安全な選択をした」とした。

 予防着陸を巡って、沖縄防衛局から情報提供を受けた県は、当該機が日米共同統合演習「キーン・ソード23」に参加していた機体だと明らかにしている。 

(知念征尚)