お宝?具志堅用高さんのレコードも!1400点以上のレコードとジャケットを展示 沖縄市・おんがく村で27日まで


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
まるで芸術作品のようなレコードジャケットで館内を埋め尽くした企画展=3日、沖縄市音楽資料館おんがく村

 【沖縄】壮観な歌手のレコードとジャケット総覧―。沖縄市音楽資料館おんがく村で、3日から「レコードで辿(たど)る沖縄音楽の世界展」が開催されている。27日まで。

 沖縄音楽に特化した唯一無二の資料館として収集してきた全ジャンルのレコードとジャケット1400点余を一堂に展示。その魅力と沖縄音楽の移り変わりが分かる企画展だ。

 戦前、戦後から80年代までレコード全盛期にメジャー、県内で活躍してきた歌手の顔触れの一覧は芸術作品の雰囲気をかもし出している。沖縄ボクシング界のヒーローであった具志堅用高さんや上原兄弟のレコードなどお宝の逸品も。レコードは館内で聞くこともできる。

 世界のウチナーンチュ大会に合わせて帰郷したという北谷町出身で愛知県に住む新城正男さん(76)は一番街を散策中に偶然おんがく村を見つけ入館、「沖縄の音楽はいつも心のよりどころになっている」と感無量の面持ちで見入っていた。

 開館時間は正午から午後6時。観覧無料。問い合わせは098(923)3224。
 (岸本健通信員)