ネパール駐日大使が玉城デニー知事を訪問 県内在住ネパール人の住居探し難航…知事に支援求める


社会
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記念品を交換する玉城デニー知事(右端)とネパールのドゥルガ・バハドゥル・スベディ駐日大使(右から2人目)ら=21日、県庁

 玉城デニー知事は21日、来県したネパールのドゥルガ・バハドゥル・スベディ駐日大使と県庁で面談し、県内のネパール人留学生や技能実習生の現状や課題などについて意見交換した。スベディ大使は県内のネパール人の住居探しが難航しているとして「県として(物件を借りる際の)ハードルが高くならないよう、スムーズに借りる状況ができればと思う」と課題解決を求めた。

 玉城知事は同問題について、保証人制度などの法律が障壁になっていると説明した。その上で市町村や関係団体との意見交換を通じ「ネパールの方々が安心できる環境を整えるために、ぜひ協力したい」と課題解決に取り組む姿勢を示した。

 スベディ大使はこのほか、ネパールのゴミ問題の解決に向けた研究などについても県に協力を要請した。

 スベディ大使は20日、那覇市の波の上うみそら公園で開かれた第1回ネパールフェスティバル沖縄に合わせて来県した。 (武井悠)