エイサー好きに朗報!オフシーズンでもちむどんどん! エイサー会館の実演鑑賞が人気 沖縄市


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エイサーのオフシーズンに毎月開催され、人気を集めている青年会の実演=11月13日、沖縄市のエイサー会館

 【沖縄】エイサーのオフシーズンに沖縄市のエイサー会館が取り組んでいるエイサーの実演鑑賞が人気を集めている。旧盆明けに同市で開催される全島エイサーまつりは3日間で30万人を集客する県内最大の伝統行事。その後、10月からのオフシーズンにミュージックタウン内にある同館内2階有料スペースで取り組まれているのが毎月定期的に行われる実演鑑賞だ。

 「エイサーのまち」を宣言している同市としてエイサーの魅力を年間通して内外にアピールするのが目的。本紙の復帰50年の県民意識調査でも好きで継承すべき伝統行事についてエイサーを答えた人が約70%を占め、圧倒的な人気を集めた。出演は市内青年会が中心だが市外の青年会も協力している。

 11月13日は市内の松本と山里青年会がダブル実演。スペースの制約もあって演舞は10人前後で行われた。コロナ禍で入場を制限しているが、毎回平均二十数人が鑑賞している。

 4歳と6歳の2人の子どもと観賞した市内の福島まみさん(34)は「鑑賞は2度目。子どももエイサーが大好きで迫力の演舞にいつもちむどんどん、感動している」と興奮の面持ちで話した。

 大阪、千葉、埼玉など他府県からの鑑賞者も多く、アンケートで「リアルな演舞が見られてうれしかった。また見たい」「太鼓が響いて大変感動した」など感想があり、手応えに会館のスタッフは喜んでいる。

 開催日程など詳細についての問い合わせは同会館、電話098(989)5066。
 (岸本健通信員)