沖縄の五つのグスク、つなげて絵巻に 世界遺産の5城跡が「コラボ御城印」を販売


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コラボ御城印をPRする筆耕者の新垣雅之さん(左端)と各観光協会の関係者ら=2日、中城城跡

 世界遺産に登録されている「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の五つのグスクで、19日から各グスクが連携した図柄で登城の記念となる「コラボ御城印」が販売される。それぞれの城跡関連施設内で販売される御城印を5枚並べると絵巻のような関連性がある図柄になっている。世界遺産登録日の2日、中城城跡で各グスクが所在する観光協会の関係者が集まり、制作発表が行われた。

 コラボ御城印を販売するグスクは首里城跡、中城城跡、勝連城跡、座喜味城跡、今帰仁城跡。

 連携した取り組みで世界遺産への興味関心や観光振興につなげることを目的とする。御城印には、各城跡の歴史などを紹介する解説カードも付く。

 筆耕を担当した書家の新垣雅之さんは「線を太めに力強さを意識した」と語る。

 図柄を担当した琉球史イラストレーターの和々さんは「グスクのほかにもさまざまな歴史モチーフをちりばめているので、琉球歴史ロマンも楽しんでいただきたい」とコメントを寄せた。

 価格は1枚500円。17日から横浜で開催されるお城EXPO2022の会場で先行販売される。

(新垣若菜)