「集落はなくなっても…200年の歴史、千原エイサーの写真集発刊 郷友会60年を記念 沖縄・嘉手納


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
千原エイサーの写真集を手に笑顔を見せる(左から)豊里友行さん、花城勝男さん、照屋林浩さん=13日、嘉手納町嘉手納

 【嘉手納】沖縄県嘉手納町の千原郷友会60周年を記念してこのほど、千原エイサーの写真集が発刊された。沖縄市の写真家で、沖縄書房代表の豊里友行さん(46)が撮りためた写真で構成されている。沖縄書房が発刊、千原郷友会が監修した。躍動感ある演舞や踊り手の生き生きとした表情、演舞を見守る地域住民の温かいまなざしが切り取られている。

 嘉手納飛行場に接収され消えた千原集落。年中行事や伝統芸能継承のため、千原集落出身者で1960年に郷友会を結成し、活動を続けてきた。200年の歴史があるエイサーも受け継がれている。

 2016年から千原エイサーの写真を撮り続ける豊里さん。「伝統行事としてのエイサーにこだわっているところに魅力を感じる」と話す。迫力ある演舞の形をよりストレートに伝えるため、写真はモノクロで掲載されている。豊里さんは「伝統でエイサーを継承し続ける人たちの思いを伝えたい」と語った。

 千原郷友会の花城勝男会長は「エイサーは千原の宝だ。次の世代に継承していきたい」と話した。

 写真集は郷友会会員に配布されたほか、町立図書館やかでな未来館に寄贈された。沖縄書房で販売している。購入の場合は豊里さんまで連絡。電話070(5491)3807。

(石井恵理菜)