豊見城市議会が「選択的夫婦別姓」の法制化求める意見書を可決 沖縄


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豊見城市役所

 【豊見城】豊見城市議会(外間剛議長)は22日、12月定例会最終本会議を開き、「選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書」を全会一致(賛成13、退席7)で可決した。また「パートナーシップ・ファミリーシップ制度に関する陳情書」は、全会一致で採択した。

 意見書は市民団体「選択的夫婦別姓・陳情アクション沖縄」が提出した。同団体は「個人のアイデンティティーの尊重、家族のあり方が多様化する中、選択肢を持てる法制度を求める声が広がっている」と指摘し、国に法制化を求めた。宛先は首相ら。

 陳情書は市民団体「いろんな想(アイ)のカタチ」が提出。「同性同士のパートナーは異性婚の家族と同等の制度や保障を受けられない」と訴え、市にパートナーシップとファミリーシップ制度の導入を求めた。

 市は9月に「性の多様性を尊重するまち とみぐすく」宣言(レインボー宣言)をしている。
 (照屋大哲)