キングス「U18」3位に 平良がMIP受賞 バスケ国際代替大会


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3位決定戦 キングスU18―SR渋谷U18 仲間と歓喜するキングスの平良南海輝(左から3人目)ら(Bリーグ提供)

 バスケットボールのBリーグU18インターナショナルカップ2023代替大会は5日、東京都の国立代々木競技場第二体育館で最終日が行われ、3位決定戦に進んでいた琉球ゴールデンキングスU18が61―58でサンロッカーズ渋谷U18に競り勝ち、3位に入った。予選リーグのレバンガ北海道U18戦でのオーバータイムをつかんだロングブザービータースリーと、3位決定戦の渋谷戦での残り0.3秒で試合を決めた3点弾を沈めた平良南海輝選手が個人表彰でMIPを受賞した。

 決勝は北海道が73―58でBリーグU18選抜チームを下して優勝した。

 キングスは3日の予選リーグ・グループAを1勝1敗で1位突破し、4日の順位決定トーナメントでBリーグ選抜に66―73で敗れた。3位決定戦では、前回大会で敗れた格上の渋谷に対し、キャプテンの須藤春輝を欠く中、最後まで集中力を切らさずに一丸で接戦を制した。

 平良は「チームとしては渋谷戦でリバウンドなど自分たちの課題を克服できて良かった。個人としては自分がチームを引っ張る気持ちでやらないといけないと思い、強い気持ちでプレーした。その結果19得点につながり勝利に貢献できてよかった」とコメントした。

 ユース特別育成枠でトップチームに加入する須藤は「渋谷に対しリバウンド面でセンター陣が当たり負けせず、最後まで自分たちのやりたいことを遂行でき、勝利につながった。来シーズンはラストイヤーでもあるのでコンディションをしっかり整え、日本一を目指したい」とコメントした。

 与那嶺翼ヘッドコーチは「惜しくも3位だったが、今年度未勝利だった北海道、そして前回大会ホームで惜敗した渋谷にリベンジを果たすことができ、チームの成長と今後の自信につながった」とたたえた。