マイナンバー通知カード、配達開始 県内、2市2町皮切りに


この記事を書いた人 志良堂 仁
マイナンバー通知カードを受け取る市民(右)=4日午前11時ごろ、石垣市内

 国内に住む全ての人に12桁の番号を割り当てるマイナンバー制度で、番号通知カードの配達が4日、石垣市と与那原町、久米島町、名護市羽地、久辺地区を皮切りに県内でも始まった。石垣市では午前11時ごろから八重山郵便局の配達員が市内の各世帯に配達を開始した。県内では今後各地で順次配達される。

 八重山郵便局によると、石垣市では対象が約2万3300世帯で、月末までに配り終える予定という。この日、通知カードを受け取った会社員の賀数多美さん(24)は「まだ何に利用できるかよく分からない。悪用されるという話もある。すぐ使う用事はないので深く考えてから申請したい」と話した。
 通知カードは簡易書留で不在の場合は不在連絡票が投函(とうかん)される。後日、再配達や勤務先への配達、郵便局での手続きなどの方法で受け取ることができる。