キングス、ダーラムが決着のフリースロー 最終盤、横浜の前に立ちはだかる 天皇杯バスケ


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第4Q、冷静にフリースローを決める琉球のアレン・ダーラム=15日、沖縄市の沖縄アリーナ(大城直也撮影)

 第4Qで2点差となった状況からファウルゲームをとった横浜の前に、キングスのアレン・ダーラムが立ちはだかった。

 レギュラーシーズンフリースロー成功率70.1%と低かったダーラムに横浜はファウルを仕掛ける。フリースローの1本目を沈め、迎えた2本目。リングに嫌われるも、ジャック・クーリーがリング下で相手選手3人の壁となり、リバウンドをとらせない。ボールをキープしたダーラムに横浜がまたもファウル。次のフリースローは2本ともしっかり決めて、勝利をぐっとたぐり寄せた。
 (屋嘉部長将)


 

 バスケットボールの第98回天皇杯全日本選手権大会の準決勝戦が15日行われ、琉球ゴールデンキングスは沖縄アリーナで横浜ビー・コルセアーズと対戦し、96―91で勝利、初の決勝進出を果たした。キングスは前半の立ち上がり、牧隼利、岸本隆一、ジョシュ・ダンカンの3連続3点弾でスタートダッシュに成功し、56―44とリードを奪った。後半は横浜がディフェンスの強度を上げ得点が伸び悩む間に点差を詰められたが、残り12・9秒、横浜がファールゲームを仕掛ける中、アレン・ダーラムがフリースローを4本中3本沈めて逃げ切った。宇都宮市体育館で行われた試合は、千葉ジェッツが宇都宮ブレックスに77―65で勝利した。決勝は3月12日に東京都の有明コロシアムで行われる。