J1鹿島の知念「気持ちが出た」、移籍後初ゴール チーム快勝


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 明治安田J1第1節最終日(18日・サンガスタジアムbyKYOCERAほか=8試合)7季ぶりの優勝を狙う鹿島は新戦力の知念慶らのゴールで京都に2―0で快勝した。FC東京は浦和を2―0で下し、6季ぶりにJ1へ戻った新潟はC大阪と2―2で引き分けた。

 名古屋は横浜FCに、神戸は福岡にそれぞれ1―0で競り勝った。湘南は大橋のハットトリックなどで鳥栖に5―1で大勝。昨季3位の広島は札幌と、柏はG大阪と、いずれも引き分けた。


 

京都―鹿島 前半、チーム2点目のゴールを決め、喜ぶ鹿島・知念(左)=サンガS

 7季ぶりの制覇へ向けて好スタートを切った。鹿島は序盤から強度の高いプレスをかけて押し込み、前半に奪った2点のリードを危なげなく守り切った。岩政監督は「準備してきたものをしっかり出すことができた」と満足そうに語った。

 FW知念が挙げた前半34分のチーム2点目が象徴的だ。鈴木が守備ラインでパスをつなぐ相手を抜け目なく追い、ペナルティーエリア内で奪取。折り返しを落ち着いて押し込んだ知念は「戦術うんぬんより、気持ちが出ていた」と胸を張った。

 昨季は敵地の開幕節で快勝しながら、2戦目はホームで川崎に0―2で屈した。今季も次戦で本拠地に川崎を迎える日程。岩政監督は「同じことを繰り返さないように。2勝してから安心したい」と表情を引き締めた。

(共同通信)