「新名護博物館」がプレオープン 赤瓦の古民家で庶民のくらし体験も 常設展示5月2日から 総工費24億円


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 【名護】「新名護博物館」のプレオープン記念式典が1日、名護市大中の同施設で催された。渡具知武豊名護市長ら関係者が参加した。やんばるの自然や文化などを体験できる常設展示は5月2日から公開される。

 旧森林資源研究センター(県有地)跡地の2万平方メートルに、3500平方メートルの建物を整備した。総工費24億1400万円。展示・情報・交流棟(本館)の他、再現した赤瓦の古民家で、かつてのやんばるの庶民の生活を体験できる「くらしの実践・体験エリア」、自然や生き物を観察できる「自然と人の共生エリア」、民具作りなどを体験できる「ワークショップ棟」などがある。

 5月2日までのプレオープン期間中は、1階エントランスの展示や古民家のある中庭などが限定的に公開される。

 式典で渡具知市長は「やんばるの歴史・文化の拠点として市民や観光客らの学習や文化的生活の向上に役立てたい」とあいさつした。
 (松堂秀樹)

新名護博物館のプレオープンを記念してテープカットする渡具知武豊名護市長(左から2人目)、金城隆名護市議会議長(右)ら=1日、名護市大中