小学生3人、誤って「クワズイモ」食べ搬送 那覇


社会
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救急車(資料写真)

 沖縄県那覇市内の小学校の児童3人が1日、校内に生えていた「クワズイモ」を口にして救急搬送されていたことが3日、那覇市教育委員会への取材で分かった。1人は食べた後に嘔吐(おうと)し、残りの2人はなめてかゆみを訴えた。3人とも体調は回復しているという。

 市教委によると、児童がクワズイモを食べたのは休み時間だった。学校は保護者への連絡や救急車の要請など適切に対処したという。学校側は校内のクワズイモを撤去し、児童に対する安全指導を行った。

 クワズイモはサトイモ科の多年生草木。「食べられないイモ」が名前の由来とされる観葉植物で、毒性成分を含んでいる。食用のサトイモなどと区別するのが難しく、誤って食べて中毒になる事例が各地で起きている。