ゴルフ荒川3位、県勢トップ 渡辺が首位キープ ダイキン女子第2日


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 ダイキン・オーキッド・レディス第2日は3日、南城市の琉球GC(6560ヤード、パー72)で行われ、2位で出た新人でうるま市出身の荒川怜郁(れいか)は4バーディー、2ボギーの70で回り通算5アンダーの139で3位につけた。ほか県勢は比嘉真美子が30位、上原彩子が37位に入った。ツアー通算5勝の渡辺彩香が3バーディー、ボギーなしの69で回り、通算9アンダーの135で首位を守った。森田遥が67とスコアを伸ばし、通算6アンダーで2位に浮上。荒川に並び稲見萌寧、上田桃子がさらに1打差の3位で続いた。通算2オーバーまでの50人が決勝ラウンドに進出した。(出場107選手=アマ4、曇り、気温16・3度、北東の風4・8メートル、観衆3819人)


復調パター光る 荒川
 

8番、バーディーを奪いギャラリーの声援に応える荒川怜郁=3日、南城市の琉球GC(大城直也撮影)

 落ち着いたプレーで二つスコアを伸ばした新人の荒川怜郁(コザ高出―中部学院大)がデビュー戦で堂々の予選3位につけ決勝進出を決めた。ラフからのショットがさえ、前日から復調したパターも光った。「攻めるところで攻められた」と会心の出来だった。

 昨年は2日目の後半にボギー五つで初日の貯金を使い果たし順位を落とした。前半のバーディー先行で「気持ちが乗りすぎた」とショットが暴れ、グリーンに乗らず失速した。

 昨年のプレーが頭によぎりながら入った後半。「絶対崩れないようにしよう。そこだけ考えた」と緊張感を持ってコースに向き合った。

 ただ守るだけではなかった。パーセーブで迎えたパー4の5番は、ティーショットで残り60ヤードまで運び、セカンドをピンまで1・5メートルの位置に落とすことに成功した。6番でボギーをたたいたが、8番で長いパットを決めてバーディーを取り返した。「去年の失敗がつながった」とうなずいた。

 決勝は「気楽に思い切ってプレーしたい。実力でいけるところまで。良かったなと思える順位で終わりたい」と自然体で挑みにいく。

(謝花史哲)