ゴルフ・上原37位 集中力切らさず 最終18番でリカバリー ダイキン女子第2日


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5番、ティーショットを放つ上原彩子(大城直也撮影)

 ダイキン・オーキッド・レディス第2日。最終18番をパーで締め、予選通過を決めた上原彩子の表情が自然と緩んだ。「最後までぎりぎりだった。ここ数年予選落ちしていたので、週末までプレーできるのがうれしい」と白い歯をのぞかせた。

 予選通過ラインが2オーバーと予想されるなか、後半14番をバーディーとし、スコアを縮めて通過ラインにのせた。15番から最終ホールまで集中力を切らさずにパーセーブを続けた。

 パー5の18番は2打目を左に曲げ、木の後ろへ。少しのミスが命取りとなる場面だったが、これをうまくリカバリーし、グリーンのカラー部分に乗せた。上りのパットをきっちり寄せてパーセーブし、決勝ラウンドの切符を手にした。

 初日は出入りが激しかったが、この日は2バーディー、2ボギー。後半は1バーディーの35と安定感が光った。「ショット自体は昨日の方が良かったが、風が思ったより吹いておらず踏ん張れた」と振り返る。

 「小さい頃に観戦してプロになりたいと思わせてくれた大会で、アマチュアの時から出場させてもらっている。恩返しができるように一つでも多くのバーディーを取りにいきたい」と伸び伸びプレーを誓った。

(大城三太)