「さんしんの日」喜びの音色 4年ぶり有観客で斉唱


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正午の時報とともに「かぎやで風」を奏でる(左から)松田一利さん、知名定人さん、島袋辰也さん、仲宗根創さん=4日、那覇市の琉球放送会館4階ホール

 4日のさんしんの日に合わせたイベント「第31回ゆかる日まさる日さんしんの日」(琉球放送主催)が、那覇市の琉球放送会館を主会場に開かれた。正午から午後8時までの毎正時に舞台上の演者と観客らが古典音楽の代表曲「かぎやで風」を斉唱した。有観客での開催はコロナ禍で4年ぶりとなり、会場には抽選で選ばれた30人が来場した。

 正午の演奏では、琉球古典音楽の始祖とされる「赤犬子」を祭る読谷村の赤犬子宮と県立芸術大学を中継でつなぎ、読谷村文化協会の会員と琉球芸能専攻の学生が共に奏でた。2月で60周年を迎えたRBCiラジオの人気番組「民謡で今日(ちゅー)拝(うが)なびら」の特別企画もあった。radiko(ラジコ)、ユーチューブでも配信される。検索は「RBCさんしん」から。 (田中芳)