13人全員が段位取得 大宜味で手打ちそば認定会 「やんばるから魅力発信」


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緊張した面持ちで初段の認定に挑戦する参加者ら=2月26日、大宜味村

 【大宜味】やんばる手打ちそば倶楽部は2月26日、大宜味村の塩屋公民館で全国麺類文化地域間交流推進協議会(全麺協)の段位認定会を開催した。初段や二段を目指す倶楽部のメンバーら50~70代の13人が挑戦し、全員合格した。

 認定会の開催は3回目。制限時間は40分。時間との勝負となり、挑戦者らは終始緊張した面持ちで、そば粉と水などを混ぜ、こねて麺棒でのばしていった。審査員が巡回し、技術面だけでなく、衛生面や完成した麺の形なども評価基準となる。終了後、来場者や地域住民らに打ったばかりのそばが提供された。

 初段認定に挑戦した星淑子さん(69)=名護市=は、自身の居酒屋でもそばを打ち、提供することもある。「そば打ちは武道と同じ修行のようなものだ。上達していくのを感じられるので楽しい」と笑顔を見せた。宮城代表は「やんばるから手打ちそばの魅力を発信したい」と話した。
 (長嶺晃太朗)