菅前首相が来県 公設市場など視察 米軍キャンプ・ハンセンの新たなゲートも


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沖縄自動車道近くに新設された米軍キャンプ・ハンセンの車両用メーンゲートを視察し、小野功雄沖縄防衛局長(右端)から説明を受ける菅義偉前首相(右から2人目)=19日、金武町

 菅義偉前首相が19日来県し、那覇市松尾に建て替えられた第一牧志公設市場を視察した。金武町金武の沖縄自動車道近くに新設され、24日供用開始の米軍キャンプ・ハンセンの車両用メーンゲートも視察した。

 公設市場のオープニングセレモニーで、菅氏は「官房長官だった時に沖縄振興に大きな意味があると判断し、積極的に支援をした」と述べた。

 キャンプ・ハンセンの現行のメーンゲートは国道329号に面し、出入りする車両で朝夕の渋滞が長年、懸案だった。町の要望を受けて、防衛省が約163億円を掛けてゲートを新設した。

 視察では、仲間一金武町長が「4千台近くの車両の流れが変わり、渋滞緩和が期待される」と述べ、菅氏に感謝した。
(伊佐尚記、岩切美穂)