宮古伝統の歌や踊り、日舞、バレエ・・・ 多彩な芸能堪能 郷友連合会がまつり 沖縄・浦添


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「とうがにあやぐ」を演じる沖縄宮古民謡協会の会員ら=16日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール

 沖縄宮古郷友連合会(富田詢一会長)主催の第33回藝能まつりが16日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホールで開催された。宮古の民俗芸能をはじめ、宮古にゆかりある芸能団体が、日舞や洋舞など多彩な演目21題を上演した。

 沖縄宮古民謡協会の約40人の地謡と、踊り手3人による「とうがにあやぐ」、同民謡協会による宮古民謡「大世栄(ウプユウパイ)」が幕開けを飾った。宮古出身の黒島舞季子さんによるオペラや、長崎佐世さんが代表を務めるNS琉球バレエ団による古典音楽とバレエを融合させた踊りも披露された。最後は在沖久松郷友会による「野崎クイチャー」が飾った。

 人頭税廃止から120年の節目に合わせて、人頭税廃止に力を尽くした中村十作らをテーマにした曲を歌ってきた、演歌歌手の上地雄大さんがゲスト出演した。

 富田会長は「今日の芸能祭は目玉がたくさん。バレエやオペラなど才能にあふれた(宮古出身の)人たちの舞台と、われわれの宝とすべき、いにしえから伝わる芸能も披露された」と話した。
 (藤村謙吾)