琉球新報社 
５月３～５日に沖縄県の那覇港新港ふ頭で４年ぶりの開催となる第４９回那覇ハーリーを前に那覇爬龍船（はりゅうせん）振興会は２２日、市内にあるハーリーゆかりの拝所を巡礼する「ハーリー御願（うがん）」を実施した。拝所ではハーリーの成功と安全、新型コロナ収束などを祈願した。
御願には本バーリーで競う泊、久米、那覇のこぎ手らが参加。安里拝所（オキナワヌ御嶽）を皮切りに崇元寺、泊、前島など８カ所の拝所を巡り、果物や餅、ビンシーなどを供え、手を合わせた。最後は那覇市西の三重城（みーぐすく）の拝所から豊見城を遥拝（ようはい）した。
同振興会の浦崎唯昭会長は「ハーリーを契機にコロナが収束し、那覇のまちが元気になることを願っている」と語った。（吉田健一）
