石垣市長「受け入れる」 「市民の安全最優先」 PAC3展開


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PAC3配備について「市民の安全が最優先だ」と述べ、受け入れる考えを示した石垣市の中山義隆市長=22日、石垣市役所

 【石垣】防衛省が航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)部隊の先島諸島への展開準備を指示したことを受け、石垣市の中山義隆市長は22日、石垣市役所で報道陣の取材に応じ、防衛省から正式な要請があれば「受け入れていきたい」と述べ、配備受け入れを表明した。同日午後9時の時点で防衛省から具体的な配備時期や場所などについて詳細な連絡はないという。

 中山市長は、2012年と16年にも市内にPAC3が配備されたことを踏まえ、「市民の安全が最優先だ」と述べ、これまで同様に配備を認める姿勢を示した。

 防衛省は22日、ホームページで「弾道ミサイル等に対する破壊措置の準備に関する自衛隊一般命令について」と題する文書を公表。中山市長や市総務課によると、同日、同様の文書が市にもメールで届いたという。 (照屋大哲)