店長過労自死 遺族が控訴 那覇地裁判決に不服で 沖縄


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福岡高裁那覇支部

 2017年7月、那覇市内の居酒屋チェーン店で働いていた当時30歳の男性店長が自ら命を絶ったのは、長時間労働などでうつ病を発症したためだとして、男性の両親が店舗を経営する会社に損害賠償を求めた訴訟で、両親側は9日、那覇地裁判決を不服として福岡高裁那覇支部に控訴した。

 4月の一審判決は、男性が長時間労働でうつ病を発症し自死に至ったとして会社に計約1928万円の支払いを命じた。一方、男性の自死には別の問題の影響などもあったとして、5割の「過失相殺」が相当としていた。