米海兵隊トップ、日米関係は「同盟やパートナーシップというより、家族」 沖縄へMLR配備を支持の浜田防衛相に謝意


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浜田靖一防衛相(右)と握手する米海兵隊トップのバーガー司令官=15日、防衛省

 【東京】来日している米海兵隊トップのバーガー司令官が15日、防衛省で浜田靖一防衛相や森下泰臣陸上幕僚長、外務省で林芳正外相と会談した。日米同盟の強化を続ける方針を確認した。バーガー氏は、浜田氏に対し、キャンプ・ハンセン(金武町など)の部隊を改編して第12海兵沿岸連隊(MLR)を創設する計画について「強く支持する姿勢を示してくれたことに感謝したい」と述べた。

 バーガー司令官は森下陸幕長に「われわれの協力関係が約80年間続いてきたが覆そうとする勢力もある。日米関係は同盟やパートナーシップというより家族だ」と強調した。浜田防衛相は「厳しい競争の時代において目下の課題は新たな戦略を速やかに着実に実行して防衛力を抜本的に強化していくことだ。米国と緊密に連携して取り組んでいきたい」と語った。

 森下陸幕長は「防衛力の抜本的強化を実施しているところだ。日米同盟をさらに強化してインド太平洋地域や国際社会の平和と安定をつくらなければならない」と話した。
 (明真南斗)