人口の7倍、観光客5100人が来島 大型連休の渡嘉敷島 コロナ後へ村長「良いスタート切れた」 沖縄


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満席となったフェリーとかしきで来島する観光客ら=4日、渡嘉敷港

 【渡嘉敷】渡嘉敷村には4月29日から5月7日までの大型連休期間中、マリンレジャーや島の自然を楽しむ大勢の観光客が国内外から訪れた。人口約700人の島は4年ぶりの大にぎわいとなった。村船舶課は、大型連休期間中の9日間における村営旅客船での入域客数が5138人だったと発表した。

 2020年4月からの新型コロナ流行の影響で閑散としていた村内の各宿泊施設や渡嘉志久、阿波連の両ビーチ、キャンプ場などは、国立公園の島を満喫する人でにぎわった。

 那覇―渡嘉敷間を運航するフェリーとかしき(499トン、定員450人、所用時間35分)や、通常1往復の高速船マリンライナーとかしき(123トン、定員200人)は、3~7日まで増便して3便運航態勢で対応した。特に3~5日は那覇発の1便が満席状態で、3日に860人、4日に799人、5日は724人が乗船した。

 新里武広村長は「アフターコロナにおけるさらなる村経済の活性化、振興を図り、観光客にとって快適地域、世界から選ばれる持続可能な観光地を目指す良いスタートが切れた」と話した。
 (米田英明通信員)