人気長寿ラジオ「民謡で今日拝なびら」60周年コンサート 名パーソナリティーも登場


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最後にカチャーシーを踊って舞台を盛り上げる出演者=4月29日、浦添市の国立劇場おきなわ大劇場

 RBCiラジオの人気番組「民謡で今日拝(ちゅーうが)なびら」が1963年2月4日の放送から60年を迎え、記念コンサートが4月29日、浦添市の国立劇場おきなわ大劇場であった。「放送60年 民謡で今日拝なびら おかげさまコンサート」と題し、放送開始時のレギュラーメンバーや現メンバーが一同に出演して、歌やトークでリスナーらと節目を祝った。

番組の思い出を語る(左から)八木政男、吉田妙子、名嘉睦稔

 司会は島袋千恵美と狩俣倫太郎が務めた。前半は田場盛信、前川守賢、よなは徹、仲宗根創、座喜味米子が「民謡で今日拝なびら」のテーマ曲「遊びウシウシ節」を披露した。饒辺愛子が「肝がなさ節」、国吉真勇が「昔ぬ若さ」、でいご娘が「艦砲ぬ喰ぇ残さー」と「豊年音頭」といった楽曲を披露し、観客らを満足させた。

 後半には、長年にわたりパーソナリティーを務めた八木政男と吉田妙子に加え、番組に縁のある名嘉睦稔が登壇し、思い出などを振り返った。上原直彦は声の出演でメッセージを寄せた。

 終盤は神谷幸一が「命身ぶし」、フォーシスターズが「ちんぬくじゅうしい」を披露。フォーシスターズの歌に乗せ、沖縄芝居「丘の一本松」のせりふを前川と八木が担い、それぞれ会場を盛り上げた。リクエストメドレーのほか、出演者全員がカチャーシーを踊って終演した。

 5月31日まで視聴できる有料の配信チケットがRBC Live STOREで販売中。
 (田中芳)