人口の6・5倍、ゆり祭りに2万8千人が来島 コロナ前と同様の盛り上がり 沖縄・伊江島


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ゆり祭り期間中、多くの観光客が花見を楽しんだ=4日、伊江村のリリーフィールド公園

 【伊江】第26回伊江島ゆり祭り(同実行委員会主催)が4月22日から5月7日まで、沖縄県伊江村のリリーフィールド公園で開催された。村公営企業課によると、祭り期間中の16日間で、県内外から約2万8千人の観光客が訪れたと発表した。人口約4300人の島に6.5倍の観光客が押し寄せ、コロナ前と同様の盛り上がりを見せた。

 新型コロナの影響で、2020、21年は中止した。昨年は規模を縮小して開催し、4500人が来島。今回は4年ぶりに舞台イベントをはじめライトアップ、打ち上げ花火などを実施した。伊江港と本部港間を運航する村営のフェリーいえしま(定員626人)、ぐすく(定員700人)も期間中の土日や大型連休中は1日7~8便と増便して対応した。

 名城政英村長は「期間中は天候にも恵まれ、来島者もコロナ前の水準まで持ち直すことができた。夏場に向け、さらに多くの観光客の増加に期待したい」と話した。

 シンクタンクの九州経済調査協会(福岡市、九経調)が19日までに発表したゴールデンウイーク(GW)中の「おでかけ指数」によると、九州・沖縄・山口の市区町村別で伊江村は5番目の人出があり、上位にランクインした。