高校生が「政策に食い違いある」と学生議会の開催を要望 沖縄県議会などに陳情


社会
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県議会などに陳情書を提出したOJHの喜多野樂さん(中央)ら=5月28日、県議会棟

 政治や経済の問題などを高校生で学び合う勉強会を企画、運営する「OJH(オキナワ・ジャパン・ハイスクール)政経塾」がこのほど、県議会と那覇・宜野湾・糸満の3市議会に学生議会開催を求める陳情を提出した。

 メンバーの喜多野樂(がく)さん(興南高校3年)は「学生生活の中で感じる課題や要望を直接、行政に伝えて反映できる仕組みづくりにつなげたい」と話した。

 OJHは2022年7月に喜多野さんが同級生ら3人と共に立ち上げた。現在は県内の高校生約10人が参加する。

 提出した陳情書では「行政が考える政策と学生が考える政策には食い違いがある」と指摘し、学生の要望を議論し実行するための場として学生議会の開催を求めた。喜多野さんは「ぜひ(提出した)各議会の6月定例会で陳情を議論してほしい」と期待を込めた。
 (佐野真慈)