ホッケー女子首里、無得点ドロー 土砂降りの中で攻めるもゴール届かず <全九州高校大会・南九州総体>


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 全九州高校体育大会は17日、九州各地で行われた。陸上の第76回秩父宮賜杯全国高校対校選手権南九州地区予選は男子やり投げの宮國航(沖縄尚学)が61メートル15で優勝した。重量挙げ男子55キロ級の中村稀勇(名護)がトータル193キロ、スナッチ87キロ、ジャーク106キロで頂点に立った。スナッチは大会新。ハンドボールは男子興南、女子浦添が2回戦へ進んだ。バスケットボールは男子那覇、女子KBC未来、西原が1回戦負け、男子美来工科が2回戦敗退した。沖縄県内で行われたバドミトンの団体戦は、男子の那覇国際と糸満、女子の糸満と普天間はいずれも1回戦敗退。同じく県内開催のホッケー男子予選リーグの北山は延工・門川(宮崎)に0―1で敗れた。女子首里は川薩清修館(鹿児島)と0―0で引き分けた。


攻め上がる首里のミッドフィルダー東江美音=17日、今帰仁村の今帰仁村営グラウンド(名波一樹撮影)

 首里は相手の守備と悪天候に苦しめられたが、なんとか0―0のドローで試合を終えた。

 土砂降りでグラウンドはぬかるみ、いつも通りにボールを打つことができない。慣れない状況下での試合だったが、作戦通りに右サイドから攻め入った。相手も粘り強い守備を見せたが、それでも相手の足にボールをぶつけてファウルを誘い、ペナルティーコーナーの機会を何度も得た。

 右ウイングの喜久里歩未にボールが託され、懸命にゴールを狙うも、相手の堅いディフェンスに阻まれた。互いに得点を許さぬままゲームは終了。喜久里は「決めるべきところで決められなかった」と悔しさをにじませた。

 島袋雅史監督は「明日は持ち味のチームワークで挑んでほしい」と選手をねぎらった。主将の久高倫は「明日は失点0にして、声や気合で負けないようにしたい」と気持ちを切り替えた。

(名波一樹)