【東京】環境省は27日、組織再編に伴い、発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)の専門チームを7月1日付で立ち上げると発表した。同省によると、新たに設置した専門チームは「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」など二つの専門家会議で、水質の目標値の設定を含め、夏ごろまでの総合戦略の取りまとめを主導するとしている。
環境省によると、これまでPFASを含む大気・水・土壌の管理に当たってきた水・大気環境局を再編する。
環境管理課、海洋環境課、モビリティ環境対策課を新設。環境管理課にPFAS問題に専従するチームを設け、新設する「環境汚染対策室」と連携して環境省が設置した二つの専門家会議で協議する水質の目標値設定を含むPFAS対応に当たるという。
(安里洋輔)