バスケW杯ハーフタイムショーの舞台へ 小中学生45人が練習に熱、表現するのは「沖縄の空、陸、海」


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バスケットボールW杯に向け、演舞の練習を重ねる子どもたち=22日午後、沖縄市八重島の沖縄市民会館(小川昌宏撮影)

 【沖縄】8月25日から沖縄市で始まるFIBAバスケットボールワールドカップ2023を盛り上げようと、準備が着々と進んでいる。試合の休憩時間(ハーフタイム)に選手を応援し、会場を盛り上げるハーフタイムショーに出演する沖縄の子どもたちが22日、沖縄市の市民会館で練習した。出演者は県内各地の小学5年~中学3年の45人。与えられた5分で、沖縄の伝統と現代的なダンスなどを融合した演舞を披露し、ダンスとバンドで沖縄の空、陸、海を表現する。

 子どもたちは、3月にFIBAバスケットボールワールドカップ2023開催地支援協議会の選考会で選ばれた。エイサー、空手、琉球舞踊のほか、ストリートダンスやバトントワリングなどそれぞれ特技を持つ多彩なメンバーが集まった。演出家の平田大一さんが指導する。

 ストリートダンスと琉球舞踊が特技の島袋美癒音(ちゅいん)さん(13)=沖縄市=は「FIBAを通して異なる強みを持った人が集まり、刺激になっている。沖縄の魅力を伝えたい」と意気込んだ。

 古武道の棒術ができる横田龍輝さん(13)=うるま市=は「自分しか伝えられないものがあるという気持ちで臨みたい」と抱負を述べた。

 開催地支援協議会の中村孝一事務局次長によると、前回大会は約190カ国で放映され14億人以上が試合を視聴したという。演舞は29日に沖縄市の沖縄アリーナで開かれる大会1カ月前の記念イベントでも見ることができる。入場無料。

(名嘉一心)