那覇のまちぐゎー活性化へ「青年部」発足 若手経営者ら20人が参加、団体の垣根越え 沖縄


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通り会や商店街組合の垣根を越えて発足した「なはまちぐゎー青年部(仮)」の上原賢三部長(右から2人目)ら発起人の4人=13日、那覇市の第一牧志公設市場

 【那覇】那覇市の「まちぐゎー」活性化に向け、各地の通り会や商店街組合で活動する若手経営者やスタッフが集まり「なはまちぐゎー青年部(仮)」を発足した。上原賢三さん=新栄通商店街振興組合、和田絋明さん=那覇市国際通り商店街振興組合連合会=ら発起人4人による発足会が13日、那覇市の第一牧志公設市場で開かれた。

 青年部の初イベントとして、FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)に合わせて9月10日に国際通りなど中心市街地でイベント開催することを報告した。上原さんは「一カ所ではなく広域的に取り組み、中心市街地の活性化につなげたい」と話した。

 青年部には現在、商店街や通り会の垣根を越えて20人ほどが参加する。今後もメンバーを募る。上原さんが部長、和田さんが専務理事に就任。発起人は他に、田畑信光さん=那覇市国際大通り商店街振興組合、玉城康鷹さん=第一牧志公設市場組合。2人は副部長になる。

 上原さんは発足会で、立ち飲み屋のトイレ問題やアーケード老朽化、商店街の違法駐車など、まちぐゎーの課題を説明した上で「商店街で働く若手が活躍し、課題解決につながる活動ができたらいい」などと話した。那覇市の中心市街地が広域で、通り会や商店街組合が27団体あることから「情報交換が難しい」として「人材の交流、コミュニケーションの場をつくりたい」とした。

 今後、定期的に会合を開き、情報交換を行いながら、正式名称の検討、組織構築を図っていく。
 (岩崎みどり)