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ボクシング、川端、比嘉、根間が3回戦へ 川端、相手に一歩も引かず強気に 全国高校総体


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 【北海道総体取材班】全国高校総合体育大会・北海道総体第9日は31日、北ガスアリーナ札幌46(札幌市中央体育館)でボクシング各階級2回戦が行われた。フライ級の根間空志(陽明高支2年)はRSC3回1分59秒で香川代表を退けた。バンタム級の比嘉理喜(名護商工3年)は3回1分32秒、茨城代表の棄権で勝利した。ライトウエルター級の川端響也(名護商工3年)は栃木代表に判定勝ちを収めた。3人は8強入りを懸けて1日の3回戦に挑む。


ライトウエルター級2回戦 3回、コーナーで打ち合う名護商工の川端響也=31日、札幌市の北ガスアリーナ札幌46(ジャン松元撮影)

 川端響也(名護商工)は一歩も引かない強気のスタイルを最後まで貫いた。「リーチがあるので、とにかく相手に距離を与えたくなかった」と威圧感を与えながら、じわりじわりとコーナーへ追い詰めて連打を繰り出した。

 1回は左の強打で何度も捉え、2回は序盤から勝負を仕掛ける相手に真っ向からやり合った。右アッパー、右ボディーを命中させ、決してひるまなかった。相手はコーナーに追い詰められながらもカウンター狙いでけん制しながら応酬した。

 ジャッジ全員が川端優勢の判定。川端は「倒しにいって逆にパンチを食らった。もしかしたら負けているかもしれないと思っていたのでほっとした」と安堵(あんど)の表情も浮かべた。「体調面で不安があり、心配していた」と言うが、それを感じさせない戦いぶりで勝利を手にした。

 3回戦に向け「パンチが大ぶりにならないよう、コンパクトに攻めたい」と強打を武器に8強入りを目指す。

(大城三太)