【大宜味】台風6号の強風で、大宜味村の喜如嘉公民館では樹齢130年以上と伝えられているガジュマルが倒れた。地域の見回りをしていた稲福隆区長が、2日午前7時頃に発見した。1日午後10時に確認した際はいつも通りだった。稲福区長は「みんなが大事にしてきて、いろいろな思い出がある木が倒れて残念だ」と肩を落とした。
喜如嘉に住む村議の吉浜覚(さとる)さんによると、木は1880年代、現在の公民館の敷地にあった喜如嘉小学校の創立を記念して植樹され、公民館の建設時もそのまま残されたという。吉浜さんは「子どもの頃、先生に追いかけられたら木に登っていた」と振り返り、倒木を残念がった。
(武井悠)