空手道の第31回全国中学生空手道選手権大会は3、4日の両日、東京武道館で行われ、男子団体形で山内(花城康龍、仲宗根輝明、島袋琉心)が25.94点で優勝した。同個人形では仲田琉一(安慶田)が準優勝に輝いた。
女子団体形は金城(仲本明香里、川田くくる、金城朋花)が3位、同個人形では仲本と川田が5位となった。組手は女子個人で山根莉子(石垣)が3回戦まで進んだのが県勢の最高だった。
山内中(花城・仲宗根・島袋)、高得点連発で全国の頂点に
山内中学校(花城康龍、島袋琉心、仲宗根輝明)がスーパーリンペイで日本一をつかみとった。
緊張とともに演じた1回戦のセーパイは2位通過だったが、その後はすべて1位で決勝へと進出した。中でも準決勝で演じたアーナンは25.86点。これまでの大会では22点台から点数を伸ばせなかったが、はるかに上回る点数をたたきだし、2位と1点差以上をつけて圧勝した。
予想外の得点で勢いづいたチーム。迎えた決勝戦の形はスーパーリンペイ。大会前はあまり練習に時間を割くことができなかった形だった。高得点のおかげで緊張せずに挑めたものの、「初めの3回の突きがずれてしまった」。それでも「アクロバティックな動きと剛柔流のしなやかさを表現」し、準決勝のアーナンを超える25.94で全国の頂点に立った。
3年生で主将の花城は九州総体を控える。「九州でも優勝を狙いたい」と力を込めた。1年生の島袋は「来年の全国では個人形で優勝したい」と意気込んだ。
(名波一樹)