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コラソン敗れる、豊田に21-33 堅守阻まれ、好機つくれず JHL


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは5日、愛知県の豊田合成記念体育館(エントリオ)で豊田合成と今季第6戦を行い、21―33で敗れた。通算成績は5敗1分け。

 相手GKの好セーブや圧の強い守備が立ちはだかり、パッシブプレーの予告を数回受けるなど、攻めあぐねた。後半は高橋友朗がカットインやサイドからのシュートで得点を重ね一矢報いるが、相手の攻撃力が上回り追い上げきれなかった。

 次戦は11日午前11時半から東京都のアリーナ立川立飛でアースフレンズBMと対戦する。

 (5日・稲沢市豊田合成記念体育館ほか)
▽男子
豊田合成(9)
 33―21(15―8,18―13)
琉球コラソン(1)


琉球コラソン―豊田合成 スピードを生かしゴールを狙うコラソンの髙橋友朗=5日、愛知県の豊田合成記念体育館(エントリオ)(琉球コラソン提供)

 琉球コラソンは強度のある相手の守りに阻まれ、思うようにゴールを割ることができず敗北を喫した。ライン中央でパスワークがうまく機能しないなど、なかなかシュートまで結びつけられなかった。後半は高橋友朗が持ち前のスピードを生かしたプレーで得点を重ねるが、力及ばなかった。

 台風6号の影響で満足に練習できない中で迎えた豊田合成との試合。序盤から石川出らが果敢に攻めるが、現在シュート阻止率リーグ2位の相手GKにことごとく止められる。開幕直後と比べ少しずつ連係不足は解消されるも、攻撃のバリエーションの少なさは否めず、ファウルもいとわない相手守備の激しさにも苦しめられ、好機をつくれなかった。

 一方で、GK許智坤(シュー・ジークン)は、相手GKに負けじと好セーブを連発した。後半には髙橋友朗がカットインやサイドからゴールを襲いチーム最多の9得点を挙げるなど、良い兆しも見られた。

 東江正作監督は「ベテラン勢が苦労した中で、友朗がいいところで決めてくれた。来週の2連戦はチーム一丸となって何が何でも取らないといけない」と勝利を誓った。

(砂川博範)