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卓球女子団体、読谷が6位 個人では熊田が5位 九州中学総体


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卓球団体戦の5位決定戦でレシーブする福地愛心=6日、那覇市民体育館(名波一樹撮影)

 九州中学校体育大会は6日、九州各県で行われた。卓球の女子個人で熊田陽花(知念)が5位入賞した。女子団体の読谷は6位だった。男子個人は宮城翔吾(花木クジュニア)が7位、島袋琥太郎(エナジックアカデミー)が8位だった。水泳では女子自由形100メートルの平良吏美華(金城)が57秒73の大会新で優勝を果たした。軟式野球は東風平が準決勝と3位決定戦で敗れた。バレーボール男子は宮里が3位に入った。

読谷、粘り強く勝利重ねる

 卓球の女子読谷が団体で6位となった。予選リーグから粘り強く勝利を重ねて8強入り。全国大会に出場できる5位を目指して戦ったが敗北し、あと一歩届かなかった。準々決勝で惜敗した読谷は、5位決定トーナメントに挑んだ。2勝2敗で並んだ初戦は、2年生ダブルスが一進一退の攻防の末に勝利。5位決定戦となる決勝に駒を進めた。

 エースの上原野愛は、これまで相手エースを打ち倒してチームに勝ち星をもたらしていた。しかし5位決定戦では「自分の展開をつくらせてくれない」と苦戦した。思うようなプレーができず、敗北を喫した。

 同じシングルスの福地愛心は「気持ちだけが前に出すぎた」とリズムを崩して敗れ、チームは1つも落とせない状況となった。残された主将の片野坂亜美が奮戦したが、ダブルスが敗北。チームは0―3のストレートで涙をのんだ。

 「あそこで勝てていれば」。準々決勝を振り返った福地は唇をかむ。片野坂は「2年生には良い経験をさせられたかな」と後輩へ思いを託す。上原は「高校では全国へ」と決意とともに顔を上げた。
 (名波一樹)