騒音に危険性、いまだ変わらず 沖国大ヘリ墜落事故から19年


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ヘリ墜落事故4日後の沖国大の壁(2004年8月17日撮影)

 【宜野湾】米海兵隊のCH53D大型輸送ヘリコプターが、2004年8月に沖縄県宜野湾市宜野湾の沖縄国際大学に墜落してから13日で19年となった。普天間飛行場は閉鎖・返還されず今も、日常的に米軍機の離着陸が続き、外来機の飛来も絶えない。

 事故は米海兵隊の訓練中に発生。CH53Dヘリが沖国大の旧本館に墜落、炎上した。乗組員の男性海兵隊員1人が重傷、2人が軽傷を負った。

 米軍は事故直後に現場を封鎖し、県警や大学、宜野湾市関係者の立ち入りを規制した。日米地位協定の弊害が浮き彫りとなった。

 沖国大は13日午後2時から、「普天間基地の閉鎖を求め、平和の尊さを語りつぐ集い」を開く。

 (名嘉一心)