
夏の甲子園で初の4強入りを目指す沖縄尚学ナインを応援しようと、那覇市の沖縄尚学高校講堂には19日、生徒や学校関係者ら約90人が集まり、慶応(神奈川)との準々決勝を観戦した。2点を先制するも、逆転負けを喫する展開に、生徒らは一喜一憂しながら最後まで声援を送った。
スクリーンのテレビ中継を前に、生徒らは緑色のスティックバルーンや太鼓を鳴らして応援。先発の東恩納蒼投手が相手打者を抑えるたびに、歓声が起きた。四回裏、先頭の2番佐野春斗主将がヒットで出塁後、4番仲田侑仁選手の本塁打で2点を先制すると、講堂は大きな歓声に包まれた。
しかし、六回表に慶応の強力打線につかまると、両手を握りしめて画面を見つめる姿も。最後まで健闘した選手らに、大きな拍手を送った。
初戦から一緒に応援してきた2年の儀間優奈さん、吉田真依子さんは「佐野主将が引っ張ってくれた。4番の仲田選手の本塁打に興奮した」「選手たちにお疲れさま、ここまでありがとうと伝えたい」と話した。
(座波幸代)