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FC琉球、連勝ならず 集中力欠き、逃げ切れず 八戸に2-2


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 サッカーの明治安田J3のFC琉球は23日、青森県のプライフーズスタジアムで、台風6号の影響で延期となっていた第21節ヴァンラーレ八戸戦を行い、2―2で引き分けた。通算成績は8勝11敗4分けの勝ち点28で順位は15位。前半3分に野田隆之介が頭で先制点を奪い、その後も試合を優位に進めた。後半は7分に野田が追加点を奪って2―0とリード。しかし、17分に守備の乱れから1点を返され、終了間際には同点弾を奪われて勝利を逃した。

 次戦は26日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでSC相模原と対戦する。

 大敵は八戸ではなく各選手の心の中にある「油断」の2文字だった。2―0とリードしながらも追い付かれ、琉球にとって痛手となるドロー試合となった。前後半に野田隆之介主将が2得点と暴れたが、後半にカウンターを食らい、DF陣の集中力を欠く対応で1点を返された。そのまま逃げ切りたかったが、終了間際にミドルシュートをたたき込まれた。

 先制点を奪った後は、余裕を持ったパス回しで相手を手玉に取った。しかし、後半にわずかなほころびから1点を奪われ、攻めに転じても煮え切らないパス回しで、間延び感が垣間見えた。チーム全体が受け身で対応している印象を与えた。終盤にはカウンターから猛攻を受け、同点にされるとその後も攻められた。岡澤昂星がセットプレーから得点をお膳立てするなど明るい材料もあったが、途中交代の選手が戦況になじめないなど課題も残った。
 (大城三太)


(2)プラスタ(琉球1勝1分け)

八戸 8勝7分け8敗(31)
2―2(0―1,2―1)
琉球 8勝4分け11敗(28)

▽得点者 【八】 妹尾(5)近石(1)【琉】 野田2(9)
▽観客 823人