琉球新報社 気象庁によると、台風11号は29日午後9時現在、フィリピンの東の海上にあり、時速15キロで西へ進んでいる。沖縄気象台によると、今後発達しながら北上し、31日から9月2日ごろにかけて沖縄地方に接近する恐れがある。沖縄地方の沿岸海域ではうねりを伴い、本島地方と大東島地方では、31日に次第に大しけとなり、9月1日にかけて続く見込み。
台風11号は、進路などによっては大東島地方で8月31日から9月1日、本島地方と先島諸島では1日から2日ごろにかけて暴風となる恐れがある。また大潮により潮位が高く、台風接近でさらに潮位が高くなる見込みとなっている。
また、非常に強い台風9号は29日午後9時現在、フィリピン・ルソン島北側の海域にあり、時速10キロで北西へ進んでいる。9号は非常に強い勢力で台湾南方のバシー海峡へ進む見込み。先島諸島の沿岸海域ではうねりを伴い、30日から31日にかけてしける見込み。先島は台風11号の進路などによっては、9月1日から2日にかけて大しけとなる恐れがある。
29日午後9時現在の台風11号の中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートル。中心から半径75キロ以内は風速25メートル以上の暴風域となっている。9号の中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。中心から半径75キロ以内では風速25メートル以上の暴風域となっている。
（小波津智也）
