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ジョージア副首相やオーストラリア駐日大使が次々沖縄に バスケW杯合わせ 知事と面談


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 玉城デニー知事は29日、バスケットボールワールドカップの開催に合わせて来県しているジョージアのテア・ツルキアニ副首相、オーストラリアのジャスティン・ヘイハースト駐日大使らと県庁で面談し、沖縄とそれぞれの国の交流について意見交換した。

 ツルキアニ副首相は玉城知事から沖縄を訪問した感想を問われ「発展と伝統の尊重のバランスが非常によくとれている」と述べた。ジョージアには沖縄の剛柔流を含めて三つの空手組織があるとし、国内で空手を発展させるために、県に対して支援を求めた。玉城知事は、県が実施する空手指導者の派遣事業について説明し「ジョージアとも交流する機会をつくっていきたい」とスポーツを通した交流に前向きな姿勢を見せた。

 ヘイハースト駐日大使との面談で、玉城知事はオリオンビールの海外出荷量が台湾に次いでオーストラリアが第2位だと紹介し「オーストラリアからの輸入もたくさんあるが、沖縄からも沖縄の雰囲気や香りが詰まったものをお届けできたらいいと思う」と話した。ヘイハースト大使は「沖縄ではオーストラリアの大麦をうまく製品の中に使ってると聞いた。展望は明るい」と述べ、今後のさらなる交流へ期待を込めた。 (與那原采恵)

玉城知事(右)と経済交流や人材育成について話すヘイハースト駐日豪大使=29日、県庁
ジョージアのツルキアニ副首相(左)から贈られたかぶり物を身につける玉城知事=29日、県庁