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未来のバス 運転手なしにどこでも乗り降り パラリンアートコンテストで新城さんに琉球日産賞


この記事を書いた人 琉球新報社
タウ・パラリンアートコンテストで琉球日産賞を受賞した新城元美さん(中央)、琉球日産自動車の仲井間勝也専務(右)、タウの山元学専務=8月29日、浦添市の琉球日産自動車

 損害車リユース事業などを行うタウ(埼玉県)が、障がい者アート支援を目的に開催する第5回タウ・パラリンアートコンテストの受賞作品がこのほど、決定した。全国から418作品の応募があった中、琉球日産賞(協賛企業賞)に那覇市在住の新城元美さん(60)の作品「コミュニティバス」が受賞した。浦添市の琉球日産自動車で8月29日、表彰式が開かれた。

 作品は、運転手がいなくても、どこからでも乗り降りできる未来のコミュニティーバスをイメージ。CMで見かけた全自動運転に着想を得たという。

 南風原町のてるしのワークセンターで週5日働く傍ら、毎日絵を描いているという新城さんは「とってもうれしい。いろんな画材を使ったり、背景をアルファベットで表現したりと、工夫した」と喜びを語った。

 琉球日産自動車の仲井間勝也専務は「こういう時代が実現できるように努めたい」と話した。
 (與那覇智早)