損害車リユース事業などを行うタウ(埼玉県)が、障がい者アート支援を目的に開催する第5回タウ・パラリンアートコンテストの受賞作品がこのほど、決定した。全国から418作品の応募があった中、琉球日産賞(協賛企業賞)に那覇市在住の新城元美さん(60)の作品「コミュニティバス」が受賞した。浦添市の琉球日産自動車で8月29日、表彰式が開かれた。
作品は、運転手がいなくても、どこからでも乗り降りできる未来のコミュニティーバスをイメージ。CMで見かけた全自動運転に着想を得たという。
南風原町のてるしのワークセンターで週5日働く傍ら、毎日絵を描いているという新城さんは「とってもうれしい。いろんな画材を使ったり、背景をアルファベットで表現したりと、工夫した」と喜びを語った。
琉球日産自動車の仲井間勝也専務は「こういう時代が実現できるように努めたい」と話した。
(與那覇智早)