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オリオンビール、名護湾への冷却水流出の原因「バルブ閉じ稼働し亀裂」 ホームページで報告


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冷却水の流出で海面が赤くなる現象が確認された名護漁港=6月27日、名護市城(小型無人機で大城直也撮影)

 オリオンビール(豊見城市、村野一社長)は6日、6月に名護工場(名護市)で発生した名護湾などへの冷却水流出事故について、送液ポンプの出口配管手動バルブが閉じられた状態で稼働したことで配管に亀裂が生じ、約24.8立方メートルの冷却水が漏えいしたとの調査結果を発表した。

 同社は「食品衛生法上、事件性・違法性はない」とした上で、再発防止策完了までの当該冷却水ポンプの使用停止と防液堤の増強と新設や緊急事態に備えた訓練とオペレーションマニュアルの更新、管理の強化など再発防止の取り組みを徹底するとしている。

 同社が立ち上げた危機管理委員会が調査し、ホームページで結果を発表した。
 (普天間伊織)