「読者のおかげ」 湛山、JCJ賞受賞報告 琉球新報


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞とJCJ大賞の受賞報告を受け乾杯する参加者=16日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ

 琉球新報社は16日、第15回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞と2015年度日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞大賞の受賞報告会を那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで開いた。沖縄の自己決定権を問うキャンペーン報道や、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設問題などで、取材を受けた人々ら約100人が参加した。

 富田詢一琉球新報社社長は「沖縄の賢明な読者が日ごろから支援してくれているおかげだ」と述べた。
 喜納昌春県議会議長は「米国やフランス、オランダと琉球が結んだ条約を沖縄に取り戻そう。県議会で提起し、41市町村も含め、戻しなさいという運動を起こそう」と呼び掛けた。
 稲嶺恵一元知事は「石橋湛山が(太平洋戦争中の)もの言えない時代に堂々と主張した。その精神に基づいて琉球新報が評価されたことを心から祝いたい」とたたえた。