ホホジロザメ成体世界初展示 美ら海水族館


この記事を書いた人 金城 美智子

 【本部】世界で最も人的被害が多く報告され、映画「ジョーズ」のモデルになるなど危険ザメを代表する「ホホジロザメ」が沖縄美ら海水族館(本部町)で飼育、展示されている。全長約3・5メートルの成体の雄で、同水族館では初めての展示。4日に読谷村漁協の定置網で捕獲された個体を5日に同水族館に運んだ。同水族館によると、国内外でも体長1メートル余りの幼体の飼育展示の事例は複数件あるが、成体では世界で初めてとなる。

 水族館チームリーダーの野中正法さん(理学博士)は「世界的にも飼育記録がほとんどなく、詳しい生態が知られていない種だ。飼育により貴重なデータが得られると思う」と話している。【琉球新報電子版】

成体では世界初の飼育・展示例という体長約3・5メートルの雄のホホジロザメ=6日、本部町の沖縄美ら海水族館