FC琉球「戦力整った」 J2昇格目指し新体制発表


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 サッカーJ3のFC琉球は16日、沖縄市の沖縄商工会議所ホールで2016年シーズンの新体制発表会見を開き、新任の金鍾成監督や新加入選手らが意気込みを語った。

2016年シーズンでの活躍を誓うFC琉球の選手、スタッフら=16日、沖縄市の沖縄商工会議所ホール

 金監督は「攻撃的にやりたい。積極的に仕掛け、常に強気に戦う姿勢を持って試合に臨みたい」と話した。李済華ゼネラルマネジャー(GM)は「チームは大きく変わったが戦力は十分整ったと思っている」「ことしのJ2入りが目標」と自信を見せた。
 選手はこれまでに残留8人と新加入10人が発表されている。18歳(FW上門知樹、山川デション諒)から27歳(MF藤澤典隆)までの若いチーム編成になった。今季から全選手と2年のプロ契約を結んでいる。キャプテンは琉球2年目のFW田中恵太が務める。
 昨季は財務への懸念からJ3ライセンス交付が遅れた。山川一郎社長は経営面の改善について「県内企業に協力を求め、前向きに進んでいる」と述べ、李GMは「3期連続赤字を避け、今季を黒字にすることがJ2ライセンス取得の絶対条件。取得へ向けて万全の準備を整えている最中だ」とした。