県内リゾ婚最多1.4万組 15年、経済効果217億円


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努

 県文化観光スポーツ部が18日に発表した2015年(1~12月)の沖縄リゾートウエディングの実施組数は、前年同期比17・5%増の1万4175組で、過去最高を記録した。このうち、国内組数は前年同期比16・2%増の1万2717組、海外組数は29・9%増の1458組といずれも過去最高だった。

 リゾートウエディングによる来県者数は約22万人で、経済効果は約217億6千万円と推計している。円安のほか、プロモーション活動やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などウェブによる広報活動が奏功したとみられる。
 チャペルで挙式する「チャペルウエディング」が最も人気があり、全体の約7割を占める。写真撮影だけを行う「フォトウエディング」は年々増加傾向で、全体の約26%を占める。
 国内の地域別を見ると、関東地方からの申し込みが40・3%と最も多く、次いで近畿地方22・0%、中部地方15・2%などとなっている。
 海外から訪れる割合を見ると、香港が56%と半数を超え、台湾32%、中国9%、韓国2%だった。
 市町村別挙式組数を確認すると、恩納村・読谷村が全体の45%を占め、次いで名護市、北谷町、糸満市と続いた。
 外国人カップルが市町村窓口に婚姻届を提出し受理証明の発行を受ける「リーガルウエディング」は、海外組数全体の21・4%を占めた。各市町村で発行される婚姻届受理証明書が重宝されているという。
 調査はリゾートウエディングを取り扱う県内関係企業59社を対象に実施し、回答があった49社の数値を集計した。
英文へ→14,000 couples with resort weddings bring huge economic effects to Okinawa in 2015