「信念の政治家」惜しむ 大城真順さん告別式


社会
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大勢が参列した大城真順さんの告別式=20日午後2時半ごろ、南風原町津嘉山の拓商セレモニー会館

 立法院議員や衆参両院議員を務め、18日死去した大城真順さんの告別式が20日午後、南風原町で営まれ、翁長雄志知事ら大勢の参列者が郷土愛にあふれた故人との別れを惜しんだ。

 弔辞を読み上げた衆院議員の下地幹郎さんは、国会議員時代の大城さんを「外交は票につながらないと言われる中、何度も訪米し日本外交の存在感を示した。日米外交に力を注ぐことは沖縄のためだという強い信念があった」と振り返った。遺影に向かい「まだまだ沖縄の政治に活を入れてほしかった」と語り掛けた。
 親族を代表して長男の英敬さんが「父は頑固で口が悪く誤解されることもあったが、人一倍情に厚く、責任感、正義感が強く絶対にうそをつかない人だった」としのんだ。
 同時期に立法院議員、県議を務めた元衆院議員の古堅実吉さんも参列し「政治的立場は違ったが、何事にも精いっぱいのいちずな政治家だった」と惜しんだ。